「PLAB」試験に合格し医師登録を行う方法

海外勤務医として働きたいと考えている医師の中でも、さほど人気が高いとは言えないイギリス。
やはり、もっとも選ばれるアメリカの陰に隠れ、
また、発展途上国へ赴く医師も多いため、なかなか選ばれにくいという現実があるのでしょう。
〜国が違えば要求されるスキルも異なる〜

イギリスで勤務医として働くためには、
ある基準を満たした上で医師としての登録を行う必要があります。

そのためのもっとも現実的な方法が、「PLAB」と呼ばれる試験を受け、それをパスすること。
日本で医師免許を取得していれば、この試験を受けるための資格はクリアしているはず。

ただ、医師免許を持っていれば受けられるわけではなく、
そこにはもう一つ、「IELTS」の壁があります。
これは、海外勤務医となるために必要な英語力を有しているかを図るテストで、
医師以外にも留学やそのほかの分野の研修のために海外に渡る人に利用されています。
IELTSは、その英語の実力がスコアで判定されますが、
もちろん、一定のスコアを取得していなければPLABの試験そのものを受けることが叶いません

IELTSのスコアを奪取しPLABの試験にパスしたら医師としての登録が許されますが、
即勤務医として働けるわけではなく、雇用先を見つけるという新たなハードルを乗り越える必要があります。
ここはコネクションや行動力、試験のスコアや日本での実績などを武器に切り開いていくしかないでしょう。

イギリスで医師登録を行うその他の方法

上で紹介した方法以外にも、
イギリスで医師としての登録を行い、海外勤務医としての一歩を踏み出せる方法があります。

例えば、イギリスにも日本と同じように分野ごとに学会が存在していますが、
内科学会などが行なっている「International Sponsorship Scheme」という制度を利用する方法が考えられるでしょう。

日本で専門医資格を有している医師で、推薦医師と身分保証人(これも医師である必要あり)を用意することで、この制度への申請を行うことができ、
且つ雇用先が見つかれば医師としての登録が済み、勤務医として働くことができるようになります。
ちなみに、推薦医師は最低2人用意する必要があります。

ただ、この制度を利用する場合には、
最初に紹介した方法以上の英語力が求められるので、この点のハードルは高くなるでしょう。

また、「Overseas Equivalence Scheme」と呼ばれる制度を利用する方法も考えられます。
これは、イギリス以外の国で専門医資格を取得した医師が専門医登録されるという制度です。
ただし、イギリスの専門医制度と同等のレベルがあると認められなければならないため、
診療科目によっては、日本の専門医では条件が満たされないケースも出てくるので注意と確認が必要です。